1週間分の自主トレチェック表
毎日の取り組みを「見える化」し、やる気と習慣をサポートするリハビリ支援ツール
本素材は、リハビリ場面における自主トレーニングの継続を支援するための「1週間チェック表」です。
1日ごとの取り組みを可視化し、患者さん自身が達成感を得ながら、自主トレの習慣をつくることを目的としてデザインされたチェック式記録シートです。
特に在宅でのリハビリや通所リハ・訪問リハビリなど、セラピストの目が届かない時間帯において、患者さんの“やったつもり”や“忘れていた”を防ぐためのサポートツールとして活用できます。
また、本シートはポップで親しみやすいイラストを取り入れており、子どもから高齢者まで、どの年代の方にも使いやすいデザインとなっています。
■ シートの構成と使い方
このチェック表は、「1日目」から「ゴール(7日目)」までの1週間を太陽のイラストとともに誘導するレイアウトで構成されています。
基本構成
- 「1日目」〜「6日目」+「ゴール」の7マス構成
- 各マスには、明るくかわいらしい太陽のイラストが描かれています
- 自主トレを行った日は、マスを塗りつぶしたり、チェックマークを入れることで達成を記録
使用方法の例
- セラピストが自主トレーニングを処方するタイミングで、本チェック表を一緒に配布
- 毎日、トレーニングが終わったタイミングで、利用者自身またはご家族がマスに印をつけます
- 翌週の指導時に、セラピストがチェック表を確認し、取り組みの継続状況や課題を共有
■ このチェック表が持つ3つの効果
1.習慣化の支援とモチベーションの維持
「やったかどうか」が曖昧なままだと、つい先延ばしになってしまう自主トレ。しかし、チェック表で「見える化」することで、「今日はちゃんとやった!」という達成感が生まれ、明日も続けようという意欲が湧きます。
また、太陽のイラストが日々塗りつぶされていくことで、視覚的に「前に進んでいる感覚」が得られ、自然と習慣づけが促進されます。
2.患者・家族・セラピスト間の共有ツールに
このチェック表は、患者本人だけでなく、ご家族や介助者が見ても進行状況がすぐにわかる仕様です。
「今日はちゃんとできているかな?」、「5日間続けられてるね!」といった声かけがしやすく、家庭内での支援や声かけの質が高まります。さらに、セラピストが指導時にチェック表を確認することで、客観的なフィードバックやプラン修正にも役立ちます。
3.「できた」を積み重ねる心理的効果
塗りつぶす・チェックするという小さな達成行動を毎日積み重ねることで、自己肯定感が高まり、「リハビリに取り組む自分」への信頼感を育てることができます。継続が難しい人ほど、「やって終わり」ではなく、「やったことを認める」仕組みが重要です。
■ 活用シーンと対象者
本チェック表は、以下のような現場や対象に幅広く活用できます
- 入院中の患者さんへの退院前指導
- 訪問・通所リハビリの在宅トレーニング支援
- 外来での週1〜2回通院時における補完的トレーニングの記録
- 高齢者施設でのレクリエーション・運動継続促進
- 発達支援が必要な児童への「楽しく続ける工夫」として
- ご家族が「見て応援できる」ツールとしても活用可能
■ デザインの工夫と親しみやすさ
- ポップな太陽イラストは、明るく前向きな印象を与えるため、利用者の気持ちを後押しします。
- 白黒印刷にも対応可能なシンプルな構成なので、塗り絵感覚で使うことも可能です。
- マスは適度な大きさで、視認性・書き込みやすさにも配慮されています。
■ 最後に
リハビリの成否を左右するのは、日々の小さな積み重ねです。どんなに優れた運動メニューがあっても、「やらなければ効果は得られない」。だからこそ、自主トレを「続けるための仕組み」が必要です。
この1週間チェック表は、「トレーニングを渡して終わりではなく、行動を支えるための工夫の一つ」として、どんなリハビリ現場でも活用いただけるツールです。
「今日もやった」、「明日も続けたい」そんな前向きな行動を引き出すきっかけとして、ぜひお役立てください。
このチェック表は【PDF形式で無料ダウンロード可能】です。個人使用・医療機関・福祉施設での使用、配布・複製も自由です。