リハビリ自主トレ用パンフレット表紙
本素材は、リハビリにおける自主トレーニング資料を渡す際に使用できるパンフレット表紙のテンプレートです。
単なる練習プリントの束ではなく、「誰が・いつから・どのような目的で」取り組むのかが一目でわかる表紙を用意することで、対象者自身の意識向上と、セラピストとのコミュニケーションの円滑化をサポートします。
印刷してそのまま使えるPDF形式で、記入欄も大きめに設計されており、どの年齢層にも優しい視認性と実用性を両立させたデザインです。
病院・施設・訪問リハ、そして在宅リハビリなど、あらゆる場面で使用できる無料テンプレートとして、すぐにご活用いただけます。
■ 作成の背景と目的
リハビリ場面では、運動療法や自主トレーニングのプリント資料を患者さんに渡すことが日常的にあります。
しかし、多くの場合、自主トレ資料だけ渡してしまう場面も少なくありません。
その結果、患者さんが「いつから始めたらいいのか」、「担当のセラピストが誰なのか」「誰向けの資料なのか」といった状態に陥ることが多々あります。
このような課題を解決するために、「リハビリ資料の表紙として活用できる、わかりやすく、かつ記入しやすいテンプレートを提供したい」との思いから、本素材を作成しました。
■ 表紙テンプレートの構成
本テンプレートは、以下の項目を記載できるようになっています:
- 患者氏名 記入欄(「〇〇様」形式での記入が可能)
- 担当セラピスト名 記入欄(PT・OT・STなど職種の記載も可能)
- 自主トレーニング開始日(日付欄付き)
- 必要に応じて、目的やコメントを記載できるメモ欄も余白として用意
A4サイズのフォーマットで、印刷した際に表紙としてそのままファイルの1ページ目に差し込むことができます。
また、文字サイズや記入欄の配置は、手書きでも読みやすく書きやすいバランスを意識して設計しています。
■ 活用方法と実際の使用例
使用の基本ステップ
- 自主トレ資料の配布が決まった段階で、このテンプレートを1枚印刷。
- セラピストが患者氏名・担当名・開始日などを記入。
- 必要に応じて、「何の目的でのトレーニングか」「週何回行うのか」など補足情報も記載。
- 表紙としてプリントの束の最上部にセットして配布。
現場での活用例
- 病院の入院リハビリ病棟:退院前指導用の自主トレ資料のまとめとして
- 通所リハ・訪問リハ:家族が介助する際の参考情報付きのトレーニングガイドとして
- 外来リハビリ・外部通院時:週1~2回の通院間を埋める在宅自主トレ支援ツールとして
■ この表紙テンプレートがもたらす効果
患者の自主性・目的意識の向上
「自分の名前が書かれた表紙がある」ことで、資料への愛着や取り組み意欲が高まるという報告もあります。名前と開始日を明記することで、「自分の課題」「自分の回復のための資料」という認識を自然と促せます。
チーム内での連携強化
担当名や開始日を記録しておくことで、他のスタッフが資料を見る際にも「これは誰の、どの時期の指導資料か」がひと目で把握できるため、引き継ぎや情報共有もスムーズになります。
■ こんな方におすすめ
- 自主トレプリントを患者に配っているが、記録や整理が難しいと感じているリハビリ職の方
- 患者や家族が、自主トレの意義を理解しにくいと感じている現場スタッフ
- プリントの信頼性や完成度を高めたいと考えているセラピスト
- 書類のやり取りが多い在宅リハビリ・訪問看護の現場で働いている方
■ 最後に
リハビリにおける自主トレーニングは、単に「指示された内容をこなす」ものではなく、患者自身が目的を理解し、能動的に取り組むことが非常に重要です。
その第一歩として、「わかりやすく丁寧にまとめられた資料」を渡すことは、セラピストと患者の信頼関係を築き、継続的な訓練を促すための鍵になります。
このテンプレートを活用することで、リハビリ資料全体のクオリティと見やすさが一段と向上し、患者にとっても「自分専用のトレーニングブック」としての認識が芽生えます。
本テンプレートは【PDF形式で無料ダウンロード】可能です。コピーや印刷・配布は自由に行えます。個人・医療機関・施設などあらゆる場面でご活用ください。