【無料ダウンロード】2025年12月カレンダー塗り絵プリント|リハビリや自主トレで使えるイラスト教材

 

このプリントは医療従事者の監修のもと作成されたもので、あくまで自主トレーニングの補助資料です。無理のない範囲で行い、症状や痛みがある場合は医療機関に相談しましょう。

 

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目次

はじめに

カレンダーを用いた課題は、ただ日付を確認するだけの活動にとどまらず、時間認識・計画立案・視覚探索・書字の練習など、複数の認知領域を自然に刺激できる万能教材です。さらに、カレンダーの周囲に塗り絵イラストを配置することで、季節感を楽しみながら注意の向けやすさ・手指の操作性・色彩による表現活動を引き出すことができます。

今回リハハウスで提供する【無料ダウンロード】プリントは、2025年12月のカレンダーと、周囲にシンプルな塗り絵イラストをデザインしたリハビリ教材です。

  • 日付の書き写し
  • 曜日の確認
  • 塗り絵による上肢操作の促通
  • 認知課題の導入
  • 季節行事に関連した回想活動
    など、幅広いリハビリ場面で活用できる内容となっています。

特に、高齢者リハビリ、脳血管疾患後の認知訓練、在宅での自主トレなどでは、カレンダー課題は負担が少なく導入しやすい非常に人気の教材です。

※本プリントは医療行為を目的としたものではありません。使用に際しては、体調や症状に応じて無理のない範囲で行ってください。


内容と目的|カレンダー×塗り絵で楽しく認知と操作性を整える

■ 課題の概要

このプリントは・・・

① 2025年12月の月間カレンダー(横向き)
② カレンダーの外側に複数の塗り絵イラスト

カレンダー部分では・・・

  • 日付の読み取り
  • 曜日の確認
  • イベントの書き込み
  • 予定の整理
    といった時間的認識の訓練に役立ちます。

塗り絵部分は・・・

  • ペン操作
  • 色の選択
  • 注意の持続
  • 手指巧緻性
    の練習として使用できます。

季節は12月ということで、イラストは冬の雰囲気に合わせた「雪」「星」「クリスマス風シルエット」などのシンプルで塗りやすいデザインを揃えています(※具体的な絵柄はリハハウスで作成したものを使用)。


■ リハビリでの主な目的

1. 時間認識・見当識の補強

カレンダーを視覚的に確認しながら、

  • 日付
  • 曜日
  • 季節といった“時間の手がかり”に触れることで、見当識の再確認につながります。

2. 視覚探索・注意の向上

日付を探す、曜日を追う、塗り絵の枠を探すなど、視線の動きを必要とするため、視覚性注意の訓練として有効です。

3. 書字動作の促通

カレンダーマスに予定や数字を書くことで、指先の安定や筆圧コントロールの練習ができます。

4. 作業意欲の向上

塗り絵は「成功体験を得やすい」活動であり、心理的負担が少ないため、意欲低下がある方にも取り組みやすいのが特徴です。

5. コミュニケーションのきっかけづくり

「12月といえば何を思い浮かべますか?」
「好きな色で塗ってみましょう」
といった会話が自然に生まれやすく、回想や言語コミュニケーションの導入としても効果的です。


運動方法と活用方法|臨床・在宅での実践的な使い方

■ 基本的な進め方

  1. プリントの提示と説明
    「今日は12月のカレンダーを使ってみましょう」と声かけし、日付構造を一緒に確認します。
      
  2. カレンダーでの操作
    – 今日の日付に丸をつける
    • 来月の予定を書き込む
    • 曜日を読み上げてもらう
    • イベント(誕生日・通院予定)を書き込むなど、対象者の認知レベルに合わせて活動を選択します。
       
  3. 塗り絵の実施
    外側のイラストを自由に塗ってもらいます。
    ポイントは「正しい色はない」ということ。色を決める思考過程そのものが訓練となります。
     
  4. 仕上げ・振り返り
    作業後に「どの色を選んだのか」「どこが楽しかったか」などを話し合うことで、自己表出や言語化の練習にもつながります。

■ 臨床現場での活用例

  • 作業療法(OT)
    塗り絵を通じて手指の巧緻動作や持続的作業の観察が行えます。
    色塗りは筆記前のウォーミングアップとしても有効です。
     
  • 言語療法(ST)
    曜日の読み上げ、行事の説明、色名の表出など、言語課題との相性がとても良い教材です。
     
  • 高齢者デイサービス・通所リハ
    季節行事と組み合わせた活動として人気が高く、壁面掲示として活用する施設もあります。

■ 在宅での自主トレーニング例

  • カレンダーに「今日の気温」「体調」「嬉しかったこと」を書く
  • イラストを家族と一緒に塗ってコミュニケーション
  • 1日1色塗って完成させる“月間チャレンジ”方式もおすすめ

こうした使い方により、認知刺激だけでなく生活リズムを整える効果も期待できます。


注意点と安全への配慮|指導・自主トレ時に気をつけたい点

  1. 視覚負担を減らす
    視力が低下している場合、塗り絵の線を太く印刷する・カレンダーを拡大するなどの工夫が必要です。
     
  2. 過度な集中による疲労に注意
    塗り絵は細かい作業のため、集中しすぎて疲れてしまうことがあります。10分を目安に休憩を挟みましょう。
     
  3. 誤りを否定しない
    予定を書き間違えても、「書き直せば大丈夫」と安心できる声かけを行います。
     
  4. 安全な筆記環境の確保
    ペン先に力が入りすぎると肩の痛みや疲労を招くため、やわらかいペンや色鉛筆の使用も検討します。

まとめ|季節を楽しみながら認知刺激ができる万能プリント

この【無料ダウンロード】2025年12月カレンダー塗り絵プリントは、

  • カレンダーを使った時間認識の訓練
  • 塗り絵による巧緻動作・注意の向上
  • 言語・コミュニケーションのきっかけづくり
  • 季節感を楽しむレクリエーション
  • 在宅自主トレにも使いやすいデザイン

といった、多様な効果を期待できるリハビリ向け教材です。

季節の行事と組み合わせることで、作業の楽しさや生活とのつながりも感じられるため、リハビリのモチベーション向上にも役立ちます。臨床・在宅を問わず、さまざまなシーンでぜひご活用ください。

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