【無料ダウンロード】ひらがな「あ」を探そう|注意・文字探索のリハビリ課題

このプリントは医療従事者の監修のもと作成されたもので、あくまで自主トレーニングの補助資料です。無理のない範囲で行い、症状や痛みがある場合は医療機関に相談しましょう。

 

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注意機能のリハビリでは、多くの視覚情報の中から必要な対象を見つけ、ほかの刺激に惑わされずに選択する課題が用いられることがあります。

今回のプリントは、上部に示された、ひらがな「あ」を見本として、紙面に並んだ「あ・い・う・え・お」の中から、同じ「あ」だけをすべて探して○をつける注意課題です。

使用する文字は基本的なひらがな5文字に限定されているため、複雑な文字列や似た記号を細かく見分ける課題と比べてルールを理解しやすくなっています。

選択性注意・持続性注意・視覚探索・文字の視覚的弁別などを意識した、高次脳機能リハビリの机上課題としてご活用ください。

※本プリントは、注意障害や高次脳機能障害を診断・評価するための正式な検査ではありません。対象者の状態や疲労に合わせてご使用ください。


目次

「あ・い・う・え・お」から「あ」だけを探します

プリント上部には、今回探す文字として「あ」が示されています。

その下には「あ」「い」「う」「え」「お」が複数行にわたって配置されています。

課題では左上から順番に文字を確認し、「あ」を見つけたら○をつけます。最後に見つけた数を数え、右下の欄に記入します。

ルールがシンプルなので、文字を使った注意課題に初めて取り組む場合にも導入しやすい形式です。


選択性注意を意識した文字探索課題

今回の課題では、5種類のひらがなの中から「あ」だけに注意を向けます。

「あ」以外の「い・う・え・お」は対象ではないため、紙面を見ながら目的となる文字だけを選択し続ける必要があります。

このように、複数の視覚刺激の中から必要な情報だけを選ぶという点で、選択性注意を意識した課題として活用できます。

文字数や種類が比較的少ないため、より複雑な文字抹消課題へ進む前の段階としても使用しやすい構成です。


持続性注意にも注目できます

紙面には一定数の文字が並んでおり、最後まで同じルールで探索を続ける必要があります。

課題の前半では正確に「あ」を見つけられていても、後半になると見落としが増えたり、確認が速くなって別の文字を選んだりする場合があります。

そのため、リハビリ専門職が使用する際には、課題後半まで正確性を維持できているかにも注目できます。

疲労や集中の変化がみられる場合には、上半分だけ実施するなど課題量を調整してください。


左から右へ順番に探すこともポイントです

文字探索課題では、正しい文字を見つけることだけでなく、どのような方法で紙面を探索しているかも確認できます。

視線がランダムに動くと、すでに確認した場所を何度も見たり、一部の文字を飛ばしたりすることがあります。

その場合には、

「左上から右へ、1行ずつ見ていきましょう」

と促すことで、規則的な探索を行いやすくなります。

必要に応じて、指で追う、定規を使う、確認している行以外を紙で隠すなどの方法も利用できます。


リハビリ専門職が確認したいポイント

作業療法士や言語聴覚士などが使用する場合には、正答数だけではなく課題中の様子も参考になります。

確認したいポイントとしては、「あ」の見落とし、別の文字への誤反応、左右・上下での見落としの偏り、探索の規則性、課題後半での正確性の変化、見直しによる自己修正などがあります。

特に、見落としが多いのか、誤って別の文字を選ぶことが多いのかを分けて確認すると、課題中の特徴を整理しやすくなります。


難しい場合は探索範囲を小さくします

紙面全体を一度に見ることが難しい場合には、最初の2~3行だけを対象にします。

「この行の中から『あ』を探しましょう」と範囲を限定することで、取り組みやすくなる場合があります。

慣れてきたら少しずつ探索範囲を広げます。

反対に簡単な場合には、正確性を保ちながら所要時間を確認したり、見本を一定時間だけ提示してから隠したりすることで難易度を調整できます。

速さだけを求めるのではなく、正確に探索できることを基本として使用してください。


見つけたあとに見直してみましょう

課題終了後には、

「○をつけた文字は全部『あ』ですか?」
「まだ『あ』が残っていませんか?」

と促して再確認してもらう方法があります。

最後に見つけた数を記入することで、

探索 → 選択 → 見直し → 個数確認

まで一連の流れとして取り組めます。


使用するときの注意点

本プリントの結果だけで注意機能の状態を判断することはできません。

課題結果には、視力、ひらがなの認識、視覚認知、言語機能、探索方法、疲労なども影響する可能性があります。

ひらがなの理解そのものが難しい場合には、その影響を考慮しながら使用してください。


まとめ|ひらがな「あ」を探す基本的な注意課題

今回のプリントは、「あ・い・う・え・お」の中から、見本と同じ「あ」をすべて探して○をつける注意課題です。

見本を確認する → 1行ずつ探索する → 「あ」を選択する → ○をつける → 見直す → 個数を確認する

という流れで取り組みます。

選択性注意、持続性注意、視覚探索、文字の視覚的弁別などを意識した高次脳機能リハビリの文字探索・抹消課題としてご活用ください。

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