【無料ダウンロード】英字「A」を探そう|注意・文字探索のリハビリ課題

このプリントは医療従事者の監修のもと作成されたもので、あくまで自主トレーニングの補助資料です。無理のない範囲で行い、症状や痛みがある場合は医療機関に相談しましょう。

 

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注意機能のリハビリでは、多くの視覚情報の中から必要な対象を見つけ、ほかの刺激に惑わされずに選択する課題が用いられることがあります。

今回のプリントは、上部に示された英字「A」を見本として、紙面に並んだ多数のアルファベットの中から、同じ「A」だけをすべて探して○をつける注意課題です。

課題には「M」「T」「A」「H」「C」などの英字が規則的に配置されています。対象となる文字は1種類だけなのでルールを理解しやすく、選択性注意・持続性注意・視覚探索・文字の視覚的弁別などを意識した基本的な机上課題として活用できます。

作業療法士や言語聴覚士など、リハビリ専門職が高次脳機能へのアプローチを行う際の補助教材としてご活用ください。

※本プリントは、注意障害や高次脳機能障害を診断・評価するための正式な検査ではありません。対象者の状態や疲労に合わせてご使用ください。


目次

多数の英字から「A」だけを探します

プリント上部には、今回探す文字として「A」が示されています。

その下には、M・T・A・H・Cなどの英字が複数行にわたって並んでいます。

課題では、左上から順番に文字を確認し、「A」を見つけたら○をつけます。すべて探し終えたら、見つけた数を数えて記入します。

ルールがシンプルなので、複数条件を覚えながら取り組む課題や、細かな記号を見分ける課題と比べると導入しやすい構成です。


選択性注意を意識した文字探索課題

今回の課題では、多数の英字の中から「A」だけを選択します。

「M」「T」「H」「C」などは対象ではないため、目的となる刺激に注意を向けながら、それ以外の文字を除外していく必要があります。

このように、多くの視覚刺激の中から必要なものだけを選ぶという点で、選択性注意を意識した課題として活用できます。

文字の種類が限られているため、より複雑な文字探索・抹消課題へ進む前段階としても使いやすい素材です。


持続性注意にも注目できます

紙面には多数の英字が配置されているため、最後まで同じルールで探索を続ける必要があります。

課題の前半では正確に「A」を見つけられていても、後半になると見落としが増えたり、確認が速くなってしまったりする場合があります。

そのため、リハビリ専門職が使用する際には、課題後半まで正確性が維持できているかにも注目できます。

疲労や集中の低下がみられる場合には、上半分のみ実施するなど、課題量を調整してください。


規則的な視覚探索の練習にも

文字探索課題では、正しい文字を見つけることだけでなく、紙面をどのように探索しているかも重要です。

視線がランダムに動くと、一度見た場所を繰り返し確認したり、一部の文字を飛ばしたりすることがあります。

その場合には、

「左上から右へ、1行ずつ順番に見ていきましょう」

と促すことで、一定の順序で探索しやすくなります。

必要に応じて指や定規で行を追う方法も利用できます。


リハビリ専門職が確認したいポイント

作業療法士や言語聴覚士などが使用する場合には、正答数だけでなく、課題中の反応も参考になります。

特に、「A」の見落とし、別の文字への誤反応、探索方法、左右・上下での見落としの偏り、課題後半での正確性の変化、終了後の見直しで自己修正できるかなどを確認すると、課題中の特徴を整理しやすくなります。

正答数だけを見るのではなく、どのように探しているか、どこで誤りやすいかにも注目することがポイントです。


難しい場合は探索範囲を小さくします

課題量が多い場合には、最初の2〜3行だけを対象にします。

「この1行の中からAを探しましょう」と探索範囲を限定したり、確認していない部分を紙で隠したりすることで取り組みやすくなる場合があります。

反対に簡単な場合には、見本を一定時間だけ提示してから隠す、正確性を保ちながら所要時間も確認するなど、対象者に合わせて難易度を調整できます。

速さだけを求めるのではなく、正確に探索できることを基本として使用してください。


見つけたあとに見直してみましょう

すべて探し終わったら、

「○をつけた文字は全部Aですか?」
「まだAが残っていませんか?」

と促して再確認してもらう方法があります。

最後に見つけた数を記入することで、

探索 → 選択 → 見直し → 個数確認

まで一連の課題として取り組めます。


使用するときの注意点

本プリントの結果だけで注意機能の状態を判断することはできません。

課題結果には、視力、英字への慣れ、文字認識、視覚認知、探索方法、疲労なども影響する可能性があります。

英字の認識そのものが難しい場合には、その影響を考慮しながら使用してください。


まとめ|英字「A」を探す基本的な注意課題

今回のプリントは、多数の英字の中から見本と同じ「A」をすべて探して○をつける注意課題です。

見本を確認する → 1行ずつ探索する → 「A」を選ぶ → ○をつける → 見直す → 個数を確認する

という流れで取り組みます。

選択性注意、持続性注意、視覚探索、文字の視覚的弁別などを意識した高次脳機能リハビリの文字探索・抹消課題としてご活用ください。

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