【無料ダウンロード】傘のイラストを探そう|注意・視覚探索のリハビリ課題

このプリントは医療従事者の監修のもと作成されたもので、あくまで自主トレーニングの補助資料です。無理のない範囲で行い、症状や痛みがある場合は医療機関に相談しましょう。

 

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注意機能のリハビリでは、多くの視覚情報の中から必要な対象を見つけ、不要な情報を除外しながら探索する机上課題が用いられることがあります。

今回のプリントは、上部に示された傘のイラストを見本として、複数のイラストの中から同じ傘をすべて探して○をつける注意課題です。

紙面には、傘のほかに家・魚・花・コップなど、形の異なるイラストが規則的に配置されています。その中から対象となる傘だけを見つけるため、選択性注意・持続性注意・視覚探索などを意識した課題として活用できます。

文字や数字を使用しないため、文字探索課題とは異なる刺激で取り組めるのも特徴です。作業療法士や言語聴覚士など、リハビリ専門職が高次脳機能リハビリで使用する補助教材としてご活用ください。

※本プリントは注意障害や高次脳機能障害を診断・評価するための正式な検査ではありません。対象者の状態や疲労に合わせてご使用ください。


目次

複数のイラストから「傘」を探します

プリント上部には、今回探す対象として傘のイラストが示されています。

その下には、傘・家・魚・花・コップの5種類のイラストが複数行にわたって配置されています。

課題では左上から順番に紙面を確認し、傘を見つけたら○をつけます。すべて探し終えたら、見つけた数を数えて記入します。

ルールが比較的シンプルなので、複雑な記号照合や文字探索よりも取り組みやすく、注意課題の導入として使用しやすい構成です。


選択性注意を意識した視覚探索課題

今回の課題では、複数のイラストの中から「傘」だけを選びます。

家や魚、花、コップなどは対象ではないため、紙面にある情報を一つずつ確認しながら、必要な刺激だけに注意を向ける必要があります。

このように、複数の視覚刺激から目的となる対象を選択するという点で、選択性注意を意識した視覚探索課題として活用できます。

見本と対象の違いが比較的分かりやすいため、細かな形の違いを判別する記号探索課題よりも難易度を抑えやすいのが特徴です。


持続性注意にも注目できます

紙面には多くのイラストが並んでいるため、最後まで同じルールで探索を続ける必要があります。

課題の前半では正確に傘を見つけられていても、後半になると見落としが増えたり、探索が大まかになったりすることがあります。

専門職が使用する際には、課題後半まで正確性を維持できているか、探索速度や見落とし方に変化がないかを見ることもできます。

疲労が強い場合には、上半分だけ実施するなど課題量を調整してください。


規則的な視覚探索の練習にも活用できます

注意課題では、対象を見つけられるかだけでなく、どのように紙面を探索しているかもポイントになります。

視線がランダムに移動すると、同じ場所を繰り返し確認したり、一部のイラストを見落としたりすることがあります。

その場合には、

「左上から右へ、1行ずつ見ていきましょう」

と促すことで、一定の方向へ規則的に探索しやすくなります。

必要に応じて、指や定規を使って現在確認している行を示す方法もあります。


リハビリ専門職が確認したいポイント

作業療法士や言語聴覚士などが使用する場合には、正答数だけでなく、探索方法や誤り方も参考になります。

確認したいのは、傘の見落としがどの程度あるか、別のイラストへの誤反応がないか、左から右へ規則的に探索できているか、左右や上下で見落としに偏りがないか、後半になると見落としが増えないか、終了後の見直しで自分で修正できるか、といった点です。

特に、紙面の一方向に見落としが偏る場合には、正答数だけで判断せず、探索の様子もあわせて確認します。


難しい場合は探索範囲を小さくします

紙面全体を一度に確認することが難しい場合には、最初の2~3行だけを対象にします。

「この1行から傘を探しましょう」と範囲を限定したり、ほかの行を紙で隠したりすると取り組みやすくなります。

反対に簡単な場合には、見本を一定時間だけ提示してから隠す、正確性を保ちながら所要時間も確認するなど、対象者に合わせて難易度を調整できます。


見つけたあとに見直してみましょう

課題終了後には、

「○をつけたものは全部傘ですか?」
「まだ傘が残っていませんか?」

と促して再確認してもらう方法があります。

最後に見つけた数を記入することで、探索 → 選択 → 見直し → 個数確認まで一連の課題として取り組めます。


使用するときの注意点

本プリントの結果だけで注意機能の状態を判断することはできません。

課題結果には、視力、視覚認知、イラストの認識、探索方法、課題理解、疲労なども影響する可能性があります。

対象者の状態を確認しながら、課題量や声かけを調整して使用してください。


まとめ|傘を探すイラスト探索・抹消課題

今回のプリントは、家・魚・花・コップなどのイラストの中から、見本と同じ傘をすべて探して○をつける注意課題です。

見本を確認し、紙面を規則的に探索し、傘を選択して○をつけ、最後に見直すという流れで取り組みます。

選択性注意、持続性注意、視覚探索などを意識した高次脳機能リハビリのイラスト探索・抹消課題としてご活用ください。

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