【無料ダウンロード】息と声を整えてゆっくり話す練習|構音・発声リハビリプリント

このプリントは医療従事者の監修のもと作成されたもので、あくまで自主トレーニングの補助資料です。無理のない範囲で行い、症状や痛みがある場合は医療機関に相談しましょう。

 

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目次

呼吸・発声から会話表現まで練習します

今回のプリントは、大きく3つの内容で構成されています。

1.息と声の練習
鼻から息を吸い、「あー」と声を出します。

2.区切って話す練習
短い文章を途中で区切りながら、ゆっくり発音します。

3.伝えることば
日常生活で使いやすい表現を声に出します。

いきなり長い文章を話すのではなく、呼吸と発声を確認してから短文、会話表現へ進める形式です。


練習前に姿勢を整えましょう

プリントでは、最初に

  • 背すじをのばす
  • 口を大きく動かす
  • ゆっくり話す

というポイントを示しています。

椅子に安定して座り、無理なく呼吸できる姿勢を整えてから始めます。

大きな声や長い発声を無理に行うのではなく、本人が楽に声を出せる範囲で行うことが大切です。


鼻から息を吸って「あー」と声を出す

最初は、呼吸と声を組み合わせた練習です。

まず鼻からゆっくり息を吸い、そのあと無理のない範囲で、

「あー」

と声を出します。

一度の発声を長く続けることよりも、姿勢や呼吸を崩さずに声を出すことを意識します。

息苦しさや声の出しにくさがある場合には、短い発声から始めても構いません。


文を区切ると話しやすくなることがあります

次は、短い文章を途中で区切りながら話します。

今回のプリントでは、

「今日は / 晴れです」
「お茶を / 飲みます」
「ゆっくり / 歩きます」

のように、文章の途中に休む位置を示しています。

一文を一気に話そうとせず、短いまとまりごとに区切って声に出す練習です。

区切りの位置では、少し間を取り、次のことばを確認してから続けます。

発話が速くなりやすい場合にも、視覚的な目印として利用できます。


速さより「伝わりやすさ」を意識する

練習するときに、速く言えることを目標にする必要はありません。

ゆっくり話す、短く区切る、口の動きを意識するなど、聞き手に伝わりやすい話し方を考えるための練習として使用できます。

同じ文章でも、

「今日は晴れです」

と一気に話す場合と、

「今日は/晴れです」

と区切る場合を試し、本人が話しやすい方法を確認してみてもよいでしょう。


日常生活で使える「伝えることば」を練習

最後は、コミュニケーションの場面で使いやすい表現を声に出します。

今回のプリントでは、

「もう一度お願いします」
「ゆっくり話してください」
「大丈夫です」

を取り上げています。

これらは、会話の中で自分の希望や状態を相手へ伝えるために使えることばです。

文字を読むだけでなく、

「聞き取れなかったときは何と言いますか?」

などと質問し、実際の場面を想定して答えてもらう方法もあります。


難しい場合の調整方法

練習が難しい場合には、内容を減らして構いません。

たとえば、

  • 「あー」の発声だけ行う
  • 一文をさらに短く区切る
  • 支援者のあとに復唱する
  • 文字を指で追いながら読む
  • 1つの伝達表現だけ練習する

などの方法があります。

慣れてきた場合には、「少し待ってください」「わかりません」「手伝ってください」など、本人が日常生活で必要とする表現を追加するのもよいでしょう。


リハビリ場面で確認したいポイント

言語聴覚療法や作業療法などで使用する場合には、

  • 姿勢を保てているか
  • 呼吸と発声を無理なく行えているか
  • 話す速さを調整できるか
  • 区切りを意識して発話できるか
  • 短文での聞き取りやすさに変化があるか
  • 必要なことばを実際の場面で使えそうか

などに注目できます。

ただし、本プリントのみで発声や構音の状態を判断することはできません。


使用するときの注意点

練習中に息苦しさ、痛み、強い疲労、声のかすれの増加、むせなどがみられる場合には、無理に継続しないでください。

また、発声や話し方の練習によって、特定の疾患や症状が改善すると断定できるものではありません。

本プリントは、専門職によるリハビリや自主練習を補助する教材としてご活用ください。


まとめ|呼吸から「伝えることば」まで練習しよう

今回のプリントは、

呼吸と発声 → 区切って話す → 日常的な伝達表現

の順番で取り組める構音・発声練習プリントです。

声を出すことだけでなく、「ゆっくり話す」「途中で休む」「必要なことばを相手に伝える」といった、実際のコミュニケーションにつながる内容を取り入れています。

対象者の発話の状態や疲労に合わせて、練習量を調整しながらご活用ください。

リハハウスでは、このほかにも構音・発声練習、言語、記憶、注意、遂行機能、空間認知などの課題を公開しています。

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