【無料ダウンロード】歯医者の予約から時間を逆算しよう|遂行機能・時間管理のリハビリ課題

このプリントは医療従事者の監修のもと作成されたもので、あくまで自主トレーニングの補助資料です。無理のない範囲で行い、症状や痛みがある場合は医療機関に相談しましょう。

 

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目次

歯医者の予約に間に合う時刻を考えます

プリントには、予定を考えるために必要な情報が示されています。

  • 歯医者の予約時刻
  • 予約の何分前に到着するか
  • 家から歯医者までの移動時間
  • 出かける準備に必要な時間

これらの条件を整理しながら、

①何時に家を出るか
②何時から準備を始めるか

を考えます。

複数の時間情報を順番に処理する必要があるため、単なる計算問題とは異なり、日常生活での予定管理に近い課題として取り組めます。


ポイントは「予約時刻から逆算する」こと

今回の課題では、歯医者の予約時刻をゴールとして、そこから時間を戻しながら考えます。

考える順番は、

予約時刻
→ 到着しておきたい時刻
→ 家を出る時刻
→ 準備を始める時刻

です。

最終的な予定から逆向きに考えることで、「いつから行動を始めれば間に合うのか」を整理します。

日常生活では、通院や外出、待ち合わせなどで同じような考え方が必要になります。


この課題の進め方

まず、歯医者の予約時刻を確認します。

次に、

「何時までに歯医者へ着けばよいですか?」

と考えます。

到着したい時刻が分かったら、自宅から歯医者までの移動時間を引き、家を出る時刻を求めます。

最後に、外出準備に必要な時間をさらに引き、準備開始時刻を考えます。

一度にすべてを計算するのではなく、途中の時刻を一つずつ整理することがポイントです。


遂行機能課題として見るポイント

このプリントでは、最終的な答えだけでなく、どのように考えたかも確認できます。

たとえば、

「どの情報を最初に使うか」
「移動時間と準備時間を区別できるか」
「途中で求めた時刻を覚えておけるか」
「間違いに気づいて修正できるか」

といった点です。

時間を計算する力だけでなく、必要な情報を選び、順序立てて処理することも求められます。


難しい場合は一段階ずつ進めましょう

一度に複数の条件を扱うことが難しい場合には、問題を分けます。

最初は、

「予約の何分前に着けばいい?」

だけを確認します。

次に、

「そこから移動時間を戻すと何時?」

と考えます。

さらに準備時間を引いていくことで、少しずつ答えに近づけます。

必要に応じて、

  • 時刻を紙に書く
  • アナログ時計を使う
  • 5分・10分単位で時間を戻す
  • 支援者と一緒に途中の時刻を確認する

などの方法も使えます。


日常生活の予定へ応用できます

今回のような時間逆算課題は、歯医者以外にも応用できます。

たとえば、

  • 病院の予約
  • 美容院
  • 電車やバス
  • デイサービスの送迎
  • 家族との待ち合わせ
  • 趣味や習い事

などです。

本人が実際に予定している外出を使って、

「何時に家を出れば間に合いますか?」

と一緒に考えると、より生活に近い課題へつなげられます。


難易度を上げる方法

慣れてきた場合には、条件を増やしてみてもよいでしょう。

たとえば、

「受付に5分かかる」
「駐車場から歯医者まで5分歩く」
「出発前に薬を飲む」

など、行動を追加します。

また、最初に条件を覚えてから表示を隠したり、

「どういう順番で考えましたか?」

と説明してもらったりすることで、より複雑な計画課題へ発展させることができます。


リハビリ場面で確認したいポイント

専門職が使用する場合には、

  • 複数の条件を理解できるか
  • 必要な情報を選択できるか
  • 時間を逆算する順序が分かるか
  • 途中の情報を保持できるか
  • 計算結果を見直せるか
  • 間違いを修正できるか
  • どの程度の手掛かりが必要か

などに注目できます。

なお、時刻計算の難しさには、遂行機能だけでなく、注意・記憶・計算能力・時計の理解などが関係する場合があります。


使用するときの注意点

間違えた場合には、すぐに正解を伝えるのではなく、

「予約は何時でしたか?」
「何分前に着く予定ですか?」

と、前の段階へ戻るような声かけが使えます。

一方で、失敗が続いて負担が大きくなる場合には、途中の時刻を書き出すなど手掛かりを増やしてください。

本プリントは正式な神経心理学的検査ではなく、リハビリや自主練習を補助する教材としてご活用ください。


まとめ|歯医者の予約から外出時間を計画する課題

今回のプリントは、歯医者の予約時刻をもとに、

到着時刻 → 出発時刻 → 準備開始時刻

を逆算する遂行機能課題です。

身近な通院場面を使いながら、時間管理・計画・段取り・見通しを考える練習ができます。

対象者の状態に合わせて、条件の数や声かけの量を調整しながらご活用ください。

リハハウスでは、このほかにも遂行機能、注意、記憶、空間認知、言語などの高次脳機能課題を公開しています。

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