洗濯は、洗濯物を集める、洗濯機を操作する、干す、たたむといった複数の作業を順番に進める家事動作です。
今回は、洗濯の手順を考える遂行機能課題プリントを作成しました。
6つのイラストを見ながら、洗濯を始めてから片付けるまでの流れを考える課題です。
リハビリテーションでの机上課題や、ご家庭での練習にご活用ください。
洗濯の手順課題【無料プリント】
課題内容
洗濯に関する6つの作業が、バラバラの順番で並んでいます。
それぞれのイラストを確認し、作業する順番を考えて、丸の中に1〜6の数字を書き込みましょう。
プリントの概要
- 用紙サイズ:A4横
- 課題内容:6つの作業の順番を考える
- 使用するもの:課題プリント、筆記用具
- 主な目的:手順の整理、計画立案、順序立て
この課題で意識したいこと
遂行機能とは、目的に向かって計画を立て、行動を進め、必要に応じて確認・修正する働きです。
遂行機能に問題があると、複数の作業を順序立てて進めることが難しくなる場合があります。
今回の課題では、次のような点を意識して取り組みます。
- 計画立案: 洗濯を終えるまでに必要な作業を考える
- 順序立て: それぞれの作業の前後関係を整理する
- 自己確認: 決めた順番に不自然なところがないか見直す
洗濯という身近な生活場面を題材にすることで、実際の家事動作をイメージしながら取り組めます。
リハビリでの活用方法
まずは、6つのイラストをすべて確認してもらいます。
その後、普段どのように洗濯をしているかを思い出しながら、順番を考えてもらいましょう。
順番を決めることが難しい場合は、次のような声かけも有効な手がかりになります。
「一番初めにすることは何でしょう?」
「洗濯機を動かす前には何をしますか?」
「洗濯物をたたむのは、いつでしょう?」
必要に応じて、最初と最後の作業から考えてもらう方法もあります。
また、正解したかどうかだけでなく、順番を考える過程や、間違いに気づいて修正できるかにも注目してみましょう。
解答例
今回のプリントでは、次の順番を基本的な解答例としています。
- 洗濯物を集める
- 洗濯機に洗濯物を入れる
- 洗剤を入れる
- 洗濯機をスタートする
- 洗濯物を干す
- 洗濯物をたたむ
プリントへの記入位置
| 左 | 中央 | 右 | |
|---|---|---|---|
| 上段 | 5 | 1 | 6 |
| 下段 | 3 | 2 | 4 |
※洗剤の自動投入機能など、洗濯機の種類によって実際の操作手順は異なります。対象者の生活環境や普段の洗濯方法に合わせて、柔軟に判断してください。
課題を難しく感じる場合は?
6つの作業を一度に並べることが難しい場合は、作業数を減らして取り組む方法があります。
例えば、「洗濯物を集める」「洗濯物を干す」「洗濯物をたたむ」の3つから始め、慣れてきたら6つの手順に増やしてみましょう。
反対に、簡単にできる場合は、順番を決めた理由を説明してもらったり、洗濯物を干す前に確認することを考えてもらったりすることで、課題を発展させられます。
まとめ
今回のプリントは、洗濯という身近な家事動作を題材に、作業の手順を考える課題です。
イラストを使って順番を整理するため、文章だけの課題が難しい場合にも活用を検討できます。
ただし、本プリントは標準化された評価検査ではなく、遂行機能の改善効果を保証するものでもありません。
対象者の理解力や生活経験に合わせて、無理のない範囲でご活用ください。

