植物の世話では、水やりや枯れた葉の手入れなど、植物の状態に合わせて作業を考える必要があります。
今回は、植物の世話を題材にした遂行機能課題プリントを作成しました。
6つのイラストを見ながら、どの順番で作業を進めるとよいかを考える課題です。
リハビリテーションでの机上課題や、ご家庭での練習にご活用ください。
植物の世話・手順課題【無料プリント】
課題内容
植物の世話に関する6つの作業が、バラバラに並んでいます。
それぞれのイラストを確認し、作業を進める順番を考えて、丸の中に1〜6の数字を書き込みましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 用紙サイズ | A4横 |
| 課題内容 | 6つの作業の順番を考える |
| 使用するもの | 課題プリント・筆記用具 |
| 主な目的 | 計画立案・順序立て・状況判断 |
この課題で意識したいこと
遂行機能とは、目的に向かって計画を立て、必要な行動を順序立てて実行し、状況に応じて調整する働きです。
遂行機能に問題がある場合、作業の段取りを考えたり、必要な行動を選んだりすることが難しくなる場合があります。
今回の課題では、次の3つを意識して取り組みます。
- 計画立案: 植物の世話に必要な作業を整理する
- 順序立て: 何から始めるとよいか考える
- 状況判断: 植物の状態によって必要な対応が変わることを考える
特に植物の世話では、すべての作業を毎回行うわけではありません。必要な作業を判断することも大切です。
リハビリでの活用方法
まずは、6つのイラストを確認してもらいます。
その後、植物の世話をする場面をイメージしながら、作業の順番を考えてもらいましょう。
難しい場合は、次のような声かけが考えられます。
・「植物の世話を始める前に、何を確認しますか?」
・「枯れた葉を見つけたら、どうしますか?」
・「水やりは、いつでも必要でしょうか?」
番号を正しく記入できたかだけでなく、順番を決めた理由も確認してみましょう。
植物の種類や状態によって適切な作業は変わるため、理由が妥当であれば、異なる順番も認められます。
解答例
今回のプリントで、6つの作業をすべて行うと仮定した場合の解答例です。
- 鉢の状態を確認する
- 枯れた葉を取り除く
- 葉のほこりをふく
- 肥料をまく
- 水をあげる
- 日当たりのよい場所に置く
プリントへの記入位置
| 左 | 中央 | 右 | |
|---|---|---|---|
| 上段 | 5 | 6 | 1 |
| 下段 | 4 | 3 | 2 |
※これは参考解答であり、唯一の正解ではありません。
実際には、植物の種類や季節、土の乾燥状態によって、水やりや肥料の必要性が異なります。また、直射日光が苦手な植物もあります。
この課題では、実際の園芸方法の正誤よりも、作業の目的や前後関係を考えられているかを重視しましょう。
難易度を調整するには?
6つの作業を一度に考えることが難しい場合は、作業数を減らして取り組む方法があります。
例えば、「鉢の状態を確認する」「水をあげる」「日当たりのよい場所に置く」の3つから始めてもよいでしょう。
反対に、簡単にできる場合は条件を追加してみます。
「土がまだ湿っていたら、水やりはどうしますか?」
「植物の葉が枯れていたら、何を確認しますか?」
このように、状況に合わせて計画を変更する課題にも発展させられます。
まとめ
今回のプリントは、植物の世話を題材に、作業の順番や段取りを考える遂行機能課題です。
身近な生活場面をイラストで確認できるため、日常生活に関連した机上課題として活用できます。
なお、本プリントは標準化された評価検査ではなく、遂行機能の改善効果を保証するものではありません。対象者の理解力や生活経験に合わせてご使用ください。

