旅行に出かけるときは、行き先を決める、交通手段を調べる、必要な荷物をそろえるなど、さまざまな準備が必要です。
今回は、旅行の準備をする順番を考える遂行機能課題プリントを作成しました。
6つのイラストを見ながら、どの順番で準備を進めるとよいかを考える課題です。
リハビリテーションでの机上課題や、ご家庭での練習にご活用ください。
旅行の準備・手順課題【無料プリント】
課題内容
旅行の準備に関する6つの作業が、バラバラに並んでいます。
それぞれのイラストを確認し、準備を進める順番を考えて、丸の中に1〜6の数字を書き込みましょう。
プリントの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 用紙サイズ | A4横 |
| 課題内容 | 6つの作業の順番を考える |
| 使用するもの | 課題プリント・筆記用具 |
| 主な目的 | 計画立案・順序立て・優先順位の整理 |
この課題で意識したいこと
遂行機能とは、目的に向かって計画を立て、必要な行動を順序立てて進める働きです。
遂行機能に問題がある場合、複数の作業を計画的に進めたり、状況に応じて行動を調整したりすることが難しくなることがあります。
今回の課題では、次の3つを意識して取り組みます。
- 計画立案: 旅行に必要な準備を整理する
- 順序立て: 何を先に行うべきか考える
- 優先順位の判断: 先に済ませておく必要がある準備を考える
単に番号を並べるだけでなく、準備の前後関係を考えることがポイントです。
リハビリでの活用方法
まずは、6つのイラストをすべて確認してもらいます。
その後、旅行に出かける場面をイメージしながら、準備を進める順番を考えてもらいましょう。
難しい場合は、次のような声かけが考えられます。
・「旅行に行くことが決まったら、最初に何をしますか?」
・「荷物をバッグに詰める前には、何が必要でしょう?」
・「旅行の直前に確認しておきたいことはありますか?」
この課題では、順番を決めた理由も確認してみましょう。
旅行の準備は、行き先や交通手段、宿泊日数などによって適切な順番が異なります。
そのため、必ずしも一つの順番に限定せず、理由に整合性があるかを確認することが大切です。
解答例
今回のプリントでは、次の順番を解答例としています。
- 行き先と予定を決める
- 交通手段の切符を用意する
- 持ち物リストを作る
- 必要な持ち物をそろえる
- 身分証を確認する
- 荷物をバッグに詰める
プリントへの記入位置
| 左 | 中央 | 右 | |
|---|---|---|---|
| 上段 | 4 | 6 | 1 |
| 下段 | 5 | 3 | 2 |
※これは解答の一例です。持ち物リストを先に作るなど、別の順番でも合理的な場合があります。また、旅行先によって必要な身分証明書は異なります。
課題の難易度を調整するには?
6つの作業を一度に整理することが難しい場合は、「行き先を決める」「持ち物をそろえる」「バッグに詰める」の3つに絞って考えてもらう方法があります。
反対に、簡単にできる場合は、旅行の日程や目的地などの条件を追加してみましょう。
例えば、「明日から2泊3日の旅行に行く場合、どのような持ち物が必要ですか?」と質問することで、より具体的な計画を考える課題に発展させられます。
まとめ
今回のプリントは、旅行の準備を題材に、計画を立てたり作業の順番を整理したりする課題です。
身近な生活場面をイメージしながら取り組めるため、日常生活に関連した遂行機能課題として活用できます。
なお、本プリントは標準化された評価検査ではなく、遂行機能の改善効果を保証するものではありません。対象者の理解力や生活経験に合わせてご使用ください。

