部屋を掃除するときは、散らかった物を片付ける、ほこりを払う、掃除機をかけるなど、複数の作業を順番に進める必要があります。
今回は、部屋の掃除を題材にした遂行機能課題プリントを作成しました。
6つのイラストを見ながら、効率よく掃除を進めるための手順を考える課題です。
リハビリテーションでの机上課題や、ご家庭での練習にご活用ください。
部屋の掃除・手順課題【無料プリント】
課題内容
部屋の掃除に関する6つの作業が、バラバラに並んでいます。
それぞれのイラストを確認し、掃除を進める順番を考えて、丸の中に1〜6の数字を書き込みましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 用紙サイズ | A4横 |
| 課題内容 | 6つの作業の順番を考える |
| 使用するもの | 課題プリント・筆記用具 |
| 主な目的 | 計画立案・順序立て・作業の整理 |
この課題で意識したいこと
遂行機能とは、目的に向かって計画を立て、必要な行動を順序立てて進める働きです。
遂行機能に問題があると、作業の段取りを考えたり、複数の作業を計画的に進めたりすることが難しくなる場合があります。
今回の課題では、次の3つの点を意識して取り組みます。
- 計画立案: 部屋をきれいにするために必要な作業を考える
- 順序立て: どの作業から始めるとよいか整理する
- 自己確認: 決めた順番を振り返り、必要に応じて修正する
掃除は日常生活で身近な家事動作の一つです。実際の生活場面をイメージしながら、作業の流れを考えることができます。
リハビリでの活用方法
まずは、6つのイラストをすべて確認してもらいます。
その後、部屋を掃除する場面をイメージしながら、作業の順番を考えてもらいましょう。
難しい場合は、次のような声かけが考えられます。
・「掃除を始める前に、何をしておくとよいでしょう?」
・「掃除機をかける前に、片付けておきたいものはありますか?」
・「ほこりを払うのと掃除機をかけるのは、どちらを先にするとよいでしょう?」
正しい順番を選べたかだけでなく、その順番にした理由も確認することがポイントです。
掃除の順番は、部屋の状態や掃除する場所によって変わることがあります。
そのため、一つの解答に限定せず、作業の前後関係を考えられているかにも注目しましょう。
解答例
今回のプリントでは、次の順番を解答例としています。
- 窓を開けて換気する
- 散らかった物を片付ける
- ほこりをはらう
- 机やテーブルを拭く
- 掃除機をかける
- ごみをまとめる
プリントへの記入位置
| 左 | 中央 | 右 | |
|---|---|---|---|
| 上段 | 6 | 5 | 2 |
| 下段 | 4 | 1 | 3 |
※これは解答の一例です。ごみを先にまとめる場合など、別の順番でも合理的な場合があります。換気の方法も住環境や体調に応じて調整してください。
課題の難易度を調整するには?
6つの作業を一度に考えることが難しい場合は、作業数を3つ程度に減らして取り組む方法があります。
例えば、「散らかった物を片付ける」「ほこりをはらう」「掃除機をかける」の3つから始め、慣れてきたら6つに増やしてみましょう。
反対に、簡単にできる場合は、「掃除をする時間が10分しかない場合、何から始めますか?」など、条件を追加する方法もあります。
優先順位を考えたり、限られた時間で計画を立てたりする課題に発展させられます。
まとめ
今回のプリントは、部屋の掃除を題材に、作業の順番や段取りを考える遂行機能課題です。
イラストを使って手順を整理できるため、日常生活に関連した机上課題として活用できます。
なお、本プリントは標準化された評価検査ではなく、遂行機能の改善効果を保証するものではありません。対象者の理解力や生活経験に合わせてご使用ください。

